ドライマウスとは
ドライマウスに悩まされている人が増えているといわれています。ドライマウス人口はおよそ800万人いるというデータもあり、特殊な症状ではないことがわかります。
とくに女性がなりやすいといわれるドライマウス。文字通り口の中が乾いてしまう症状です。これはおもに唾液の分泌不足によって発生するもので、虫歯や口臭の原因になるといわれています。
唾液は口内の衛生環境に非常に重要な役割を果たしています。唾液によって歯や歯間に挟まった食べかすを除去することができるほか、唾液に含まれている殺菌成分によって細菌の繁殖を防ぐ作用も持っているのです。
この唾液の分泌量が少なくなると細菌の繁殖が活発になり、虫歯や歯周病の原因となります。さらに厄介なことには口臭の元となる臭いも発生することになるのです。口臭をもたらすおもな原因と言われる硫化物も唾液分泌量の減少によって増えてしまいます。
空腹時や起床時など一時的に口の中が乾いている場合があります。それはドライマウスとは言いません。ドライマウスは通常3ヵ月以上口の中が乾いている感覚が続いている場合を言います。また、水をよく飲んだり、口の中がネバネバしていたり、あるいは乾いた食べ物が食べにくいといった症状として現れます。
口臭は自分ではなかなか症状を把握できないもの。それだけに神経質になってしまいます。口臭対策のグッズを利用している人も多いでしょう。しかしその原因となるドライマウスを改善しないことにはどんな対策も一時的なものになってしまいます。まず自分がドライマウスなのかどうか、どうしてそうなってしまったのかをしっかり把握することが重要になってくるでしょう。
ドライマウスの原因
女性の間で悩みを抱えている人が多いといわれるドライマウス。ではなぜこのような症状になるのでしょうか。
ドライマウスは唾液の分泌量が低下することで口内が乾いてしまった症状です。この唾液の分泌量の増加にはさまざまな理由が考えられます。
まず朝食を食べないこと。ダイエット目的などで朝食を抜いてしまう女性が多いようです。空腹時には唾液の分泌量は少なくなります。とくに起床時はもっとも唾液の分泌量が少なく、口内が乾いている状態。ここで食事をとって唾液の分泌量を増やさないと乾いた状態がずっと続いてしまうことになるのです。
それからよく噛んで食べないこと。柔らかいものばかりを食べている人も多いでしょう。細い顎を目指して堅いものを食べないようにしている人も。噛む回数が減ればその分唾液の分泌量が減ってしまいます。当然、ドライマウスになりやすくなります。
そして最近増えているといわれるのが口呼吸。鼻ではなく口で呼吸する人が増えています。口で呼吸すればその分空気の影響などで唾液が蒸発してしまい、口が渇いてしまうのです。口呼吸は鼻炎など鼻の疾患で行うことのほか、無意識のうちにやってしまっていることが多いもの。気がついたら口を半開きで呼吸をしていた、という人は要注意です。
このように、ドライマウスの増加の背景には生活環境の変化が大きな原因として存在しています。女性がドライマウスになりやすいといわれるのもこれらの原因を日常生活の中で抱えやすいからです。意識すれば改善できるものばかりですから、気をつけるようにしてみてはいかがでしょうか。
ドライマウス対策
虫歯や歯周病、さらには口臭の原因にもなるドライマウス。ではどのような対策方法があるのでしょうか。
まずよく噛んで食べること。現代人は噛む回数が少ないと言われています。噛めば噛むほど唾液の分泌量が増えます。よく噛んで食べるように心がけることはもちろん、柔らかいものだけでなく、歯ごたえのあるものをしっかり食べることも重要です。
また、ストレス対策も重要です。緊張状態が続き、自律神経のバランスが乱れることでも唾液の分泌量は減ってしまいます。ストレス社会と言われている現代社会だけに、この点もドライマウス対策として心がけたいところです。
口呼吸の改善もドライマウスには欠かせません。無意識にやってしまうことが多いだけに、ガムを噛んだり飴を舐めるなど、唾液の分泌を促しつつ鼻で呼吸する対策が効果的です。
それから水分補給。口内が乾いている場合はこまめに水分補給をすることも重要です。また、起床後に牛乳を一杯飲むとドライマウス対策に効果的といわれています。睡眠時は唾液の分泌量が減少する時間帯です。そのため起床時はもっとも口内が乾いている状況にあります。そこに牛乳を飲むことで唾液の分泌を促すことができるのです。
ドライマウスはそのほとんどが日常生活が原因で発生するものです。ですから日ごろの対策で対処することができます。今回挙げたような対策を日ごろから意識して実践することで確実にドライマウスを改善することができるでしょう。口臭に悩まされている人にもお勧めしたい方法です。